定期健診

下の図は、歯の一生を示したものです。

歯の一生

歯周病を無視した場合ではありますが、
虫歯→治療→さらに大きい虫歯→神経抜く→さし歯→さらなる病気→抜歯
となるのが、一般的な歯の一生です。
ここから言えることは、
虫歯になると、そこから歯の喪失への第一歩が始まっており、神経を抜き「さし歯」にすると、もう次の治療はない、ということです。

ぼくら歯科医師の仕事としては、きっちりした治療をして、次のステップに行くのをできるだけ遅らせてあげる、ということもあるのですが、
それよりも大事なのは、やはり虫歯を作らないこと、そしてそれを早期発見することなのです。

歯周病にしても同じです。
深くなってしまったポケットはもうどうしようもありません。
歯周ポケットを作らないよう、作っても早期に歯石除去を行うこと、
これが大事です。

これらのことから、定期的に歯科を受診し、おくちの中の「メンテナンス」をすることで
早期発見・早期治療へ繋げることが大事である、ということがわかっていただけたでしょうか。


おくちの中は自分では見えません!

定期検診で、健康なおくちを保ちましょう!!


・・・と、ここまではどこの歯医者でも言われることですが。
歯医者が患者様にメンテナンスに来てほしいもうひとつの理由・・・

それは、「利益率が高い」ということです。
メンテナンスには、原価がほとんどかかりません。
そしてなぜか、歯の治療に比べ、歯の掃除のほうが比較的保険点数が高いのです。
つまり、歯医者は患者様にメンテナンスに来てもらわないとなかなか儲からない・・・ のです。

なので。
「メンテナンスに来ないとダメですよ!!」
などという上から目線の物言いではなく、
「どうか歯科医院のためにメンテナンスに来て下さい!!」
という言い方が正しいのかな、と少し思います。

どうか皆様、メンテナンスに来て下さい!!


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